WBCのD組は「死の組」 頭一つ抜けているドミニカ共和国 ゲレロ、マチャドら打線に厚み

[ 2023年2月11日 05:25 ]

前回大会は米国代表でMVPに輝いたプエルトリコ代表のストローマン
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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する20チームの代表選手が、9日(日本時間10日)に発表された。大リーグからは日本の大谷翔平投手(28=エンゼルス)や米国主将のマイク・トラウト外野手(31=同)ら8人のMVP受賞者がそろう豪華な顔触れ。

 D組はドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラの強豪3チームがひしめく「死の組」。その中でも頭一つ抜けているのがドミニカ共和国だ。先発投手陣に辞退者が相次ぎ、13年大会以来の優勝には不安もある。それでも、21年本塁打王のゲレロ(ブルージェイズ)を筆頭に、マチャド(パドレス)、J・ソト(同)らで形成する打線は米国に引けを取らない。スター軍団をまとめる難しさもあるが、監督を務めるレイズのロドニー・リナレス・ベンチコーチは、「プランBもCも用意している」と、自信を口にしている。

 2大会連続準優勝で、前回米国代表でMVPに輝いた右腕ストローマン(カブス)を引き抜いたプエルトリコは、13年大会で日本の3連覇を阻んだ名捕手ヤディエル・モリーナ氏が監督を務め、DeNAのソトも参戦する。アルテューベ(アストロズ)、昨季首位打者のアラエス(マーリンズ)らを擁するベネズエラも手ごわい。

 イスラエルは前回大会の主力で、18年エンゼルスで大谷のチームメートだったイアン・キンズラー氏が率いて番狂わせを狙う。

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