阪神・秋山　焦らず逆算開幕ローテへ気合「状態は上がってきている」20日初実戦登板目指す

順調に調整を続けている阪神・秋山
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　2軍キャンプスタートの阪神・秋山が、開幕ローテーション入りを目指して順調な経過をアピールした。

　「すごくいい練習ができていると思うし、状態は上がってきているので。しっかり試合で投げられるように準備していきたい」

　1軍では1、2軍合同の紅白戦が実施され選手の入れ替えも予定される。競争は激しさを増してきたが、14年目を迎えた右腕に焦りはない。紅白戦には登板せず、具志川に残留してフリー打撃に登板する予定。今後も打者相手への投球を挟んで、20日の中日2軍との練習試合（読谷）で今春初実戦のマウンドに上がることを目指している。

　「今年は練習できているのがまず一番。昨年と比べたらそこが全然違う」。昨春はキャンプ中に古傷だった右膝の痛みが再発してペースダウンを余儀なくされた。「2月に走り込みができなかった」と振り返るようにシーズンへ向けての“貯金”ができなかったのは痛恨。3年連続の2桁勝利を目指した1年は1勝に終わった。

　岡田監督はローテ入りする投手の開幕からの逆算は「3月に入ってから」と明言。1軍でアピールを続ける若手を“まくる”時間は残されている。背番号21は静かに牙を研ぐ。（遠藤　礼）