ソフトB・藤本監督 開幕投手争いは延長戦 「一推しは藤井と和田」も決定は第4クールに先延ばし

[ 2023年2月11日 07:00 ]

ソフトバンク・藤本監督が開幕投手に推す藤井
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 開幕投手争いは“延長戦”へ突入。ソフトバンクの藤本博史監督(59)がキャンプ2度目の休日となった10日、オンライン取材に応じ、開幕投手の決定を第4クール(15~19日)まで先延ばしすると話した。「第4クールになるかな。決まるのは」と指揮官。当初は第3クール(11~14日)までに決めると話していたが、候補の投手が総じて順調な仕上がりで、やむを得ないと判断した。

 指揮官の中では「東浜、石川、大関、そして僕の一推しの藤井も考えていて、あとは和田」と5人までに絞られている。さらに「僕の一推しは藤井と和田です」と強調し、ベテラン左腕のサプライズ案も明かした。

 今月21日で42歳になる和田については今季も疲労を考慮しながら起用する方針。開幕戦が行われる3月31日から中6日の4月7日に試合がなく、一度飛ばせばフレッシュな状態で次回の先発へ向かうことができる。さらに先発ローテーション全体を大きく崩さずにすむメリットもある。

 もし和田が開幕投手に指名されればパ・リーグ最年長記録、95年の佐藤義則(オリックス)の40歳6カ月を塗り替える。「投手コーチが一番近くで見ているので意見を重視したい」。指揮官の悩ましい日々はもうしばらく続く。(森 寛一)

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