慶大が新入部員の練習を公開　大阪桐蔭・別所「大学でも日本一をつかみたい」

大学でも日本一を目標に掲げた別所（撮影・村井　樹）
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　東京六大学野球リーグの慶大は11日、横浜市内のグラウンドで新入部員の練習を公開。昨春の選抜で背番号1として優勝に貢献した150キロ右腕の大阪桐蔭・別所孝亮は「大学でも日本一をつかみたい」と意気込みを語った。

　目標に掲げた「4年後のプロ入り」を目指し、すでに高い意識で練習に取り組んでいる。1月29日に入寮後、新人は同31日までオフだったが「休みの間も一緒に練習させてほしい」と堀井哲也監督へ参加を直訴。「こんなことは珍しいが意気に感じた」と堀井監督。実際にレギュラークラスと同じ練習に参加させてみるとランメニューでは前を走る場面もあり、潜在能力の高さを見せつけた。

　高校入学時から文武両道を掲げており、高校時代の成績はオール5でもちろん成績は野球部トップ。最後の夏は準優勝した下関国際（山口）に悔しい逆転負けを喫したが「あの敗戦を今後の野球人生に生かせたら」と別所。すでに大学での研究テーマも決めており「あの試合ではトリプルプレーなどミラクルがたくさんあったので『ミラクルの検証』をテーマにしたい」。あくまでも目標は4年後のプロ入り。即戦力として1年春からの出場も期待されるが「そこも目指しながら、まずは体作りからやっていきたい」と今後を見据えた。（村井　樹）