阪神・湯浅&中野 「ベリーグッドマン」が虎侍にオリジナル登場曲 守護神代名詞“アツアツ”フレーズ入り

[ 2023年2月11日 05:30 ]

ブルペンで笑顔を見せる阪神・湯浅(撮影・後藤 大輝) 
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 阪神・湯浅京己投手(23)と中野拓夢内野手(26)が、今季からオリジナルの登場曲を使用することが分かった。ともに3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」の楽曲で、それぞれ両選手のためにアレンジされた特別バージョン。侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など、勝負の23年を迎える2人を力強く後押しする。

 虎侍の背中を押す、強力な“応援歌”が誕生した。湯浅、中野ともベリーグッドマン・MOCAと今年初めて対面した縁から、コラボは生まれた。

 湯浅にとってベリーグッドマンは、学生時代から“テスト勉強のお供”としても聴いてきた、いわば青春ソングだった。1月の沖縄での自主トレで顔を合わせたMOCAは「僕たちもライブで全然やっていなくて、歌えないような曲を口ずさんでいた」と明かす。湯浅のおちゃめな性格に魅了されるとともに、「僕、登場曲探しているんですよね~」という振り!?に応えた。

 湯浅からは「威圧感のある、攻撃力の高い曲を探している」という要望があった。未発表曲の「オドリバ★ジャポニカ」を守護神仕様に編曲した“~アツアツversion~”が完成。代名詞でもある“アツアツ”のフレーズが盛り込まれたアッパーソングで、MOCAは「手拍子が起こって、“アツアツ”と叫んじゃうような、スタジアムが一つになるような曲」と力を込める。音源を聴いた湯浅も「盛り上がる歌。ファンが一体化する」と甲子園で“アツアツコール”が定番化することを望んだ。

 中野とはCS番組の特別対談で初めて顔を合わせた際に、感服させられた。「8個年下なんですけど、人間3回目ぐらいなのかなと。言葉にも強い気持ちが表れていたし、眼力がすごい」。プロ入り後2年間使用してきた「ハイライト」を“中野拓夢version~”に編曲。大学時代から愛聴してきた背番号51は「自分自身もっと活躍して、しっかりと結果で恩返しできるように」と息巻いた。

 両曲とも既にレコーディングは完了。MOCAは「思いっきり暴れてきてほしい」とWBCを戦う両選手にエールを送った。登場曲をプレゼントしたのは小幡も含めた3人。「お立ち台で3人が見られたら、写真を引き伸ばしてポスターにします!」とトリオの躍動を待ち望んだ。 (阪井 日向)

 ○…ベリーグッドマンは13年結成の3人組音楽グループ。メンバーのMOCAは延岡学園野球部でプレーしていたことで野球界との縁が深い。1月23日には延岡学園の後輩にあたる阪神・小幡を激励するため、合同自主トレ中の沖縄県宜野座村を訪問。小幡が20年から使用している登場曲の特別バージョンをプレゼントして、5年目の飛躍を後押しした。昨年11月には甲子園球場100周年記念事業のアンバサダーに就任しており、今年11月18日には甲子園球場で単独ライブを開催する。

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