阪神ドラ1・森下 1軍昇格をかけて紅白戦デビューへ 岡田監督も期待「1回は打席に立つ」

[ 2023年2月11日 05:15 ]

11日の紅白戦にDHでスタメン出場する阪神・森下
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 1軍昇格をかけ、大器が出陣する。沖縄・宜野座キャンプで11、12日に行われる1、2軍合同の紅白戦で、阪神のドラフト1位・森下がデビューする。11日は1軍中心の6イニング、2軍も入れた4イニングの変則ダブルヘッダーが予定され、森下は4イニング制の試合にDHで出場することが決まった。

 右足肉離れの影響で自主トレから別メニューで調整していた森下だが、岡田監督は5日の2軍視察で、その打撃に「もう見たら分かる。スイングスピードが違うから遠くに飛ぶ」と高い評価を与え、紅白戦出場を即決。9日から2軍の打撃回りにも加わったことで、故障を考慮する必要もなくなった。1軍切符を狙っての実戦となる。

 「まだシートノックには入ってないというけど、打席には立たそうかなと。1打席くらいはあってもええけどな。まあ、まだまだ。どういうところを、って1回は打席に立つということやん」

 岡田監督は過度の期待をかけることなく、どんな内容の打席を務めるかに主眼を置いた。ドラフト1位として獲得しただけに、遅かれ早かれ、戦列に加わる力はあると見込んでいる。

 杉山オーナーもこの日は2軍の具志川で森下の動きをチェック。森下は「結果にこだわることなく、当たり前のことをしっかりやって、その上で結果を出せればいい。今できる最高のパフォーマンスを発揮するだけ」と意欲を見せた。12日の9イニング制の試合出場も決定しており、最短第4クールからの昇格もゼロではない。虎党の注目も集める初陣になる。(鈴木 光)

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