中日・小笠原　開幕投手への210球　金曜日の熱投は「そういう気持ちで投げています、という意思表示」

ブルペンで200球を越え投げ込む中日・小笠原（撮影・椎名　航）
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　中日の小笠原が開幕投手に向け、雨中の猛アピールだ。北谷のブルペンで、2月10日に合わせたかのように今キャンプではチーム最多の210球の熱投。強い雨が屋根を打ち付ける中で約1時間半、腕を振り続けた。

　「いい数字でしょ（笑い）。途中から何球で終わろうかなという感じだった。第2クールの金曜日に投げ込もうと思っていたので」

　状況も設定しながら全球種を試投。7週間後の金曜日が3月31日の開幕・巨人戦で、「そこからの逆算か」と問われ「“ない”と言うとウソになる。そういう気持ちで投げています、という意思表示でもあるので」と18年以来2度目の大役に意欲満々だ。立浪監督も「何も伝えてないし、正式には決めてないんですけど、十分候補の一人」と目を細めた。（山添　晴治）