ソフトB・上林 重傷から7カ月ぶり本格練習再開 春季キャンプA組スタート狙える

[ 2022年12月13日 08:00 ]

ティー打撃を行う上林(撮影・中村 達也)
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 青空の下に帰ってきた。右アキレス腱断裂でリハビリが続いている上林が、8日から約7カ月ぶりに本格的な技術練習を再開した。「外はやっぱりいいね。室内でやっていると、打撃など小さくまとまってしまうけど、外は現状を確かめられる」と額には汗が浮かんでいた。

 8日に筑後ファーム施設の室内でフリー打撃を終えると、屋外でロングティー。9日には中堅でノックを受けてホームまで送球練習。全力疾走ではないが、ベースランニングも行っている。現状を60%だといい、「守備の右足でスタートする時は怖さがあるので、量をこなして筋力を付けていきたい」と油断はできないが、野球ができる喜びを感じている。

 今季は5月18日の西武戦前のシートノック中に右アキレス腱断裂。縫合手術を受け、競技復帰まで6カ月の見込みと診断されていた。経過は良好で、来年の宮崎春季キャンプA組スタートを狙える位置まで回復。「もちろん2月1日に100%に持っていくのがベストだけど、他の箇所をけがすることが一番怖い。他人を見ずに、未来を見ずにやっていきたい」と前に進み続ける足元をみつめた。(福井 亮太)

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2022年12月13日のニュース