日本でも来季「大谷ルール」導入へ 先発投手が降板後もDHで出場可能に 日本ハム1位・矢沢ら恩恵か

[ 2022年12月13日 05:00 ]

エンゼルス・大谷
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 プロ野球のパ・リーグの指名打者(DH)制で、先発投手が降板後もDHでの継続出場が可能となる通称「大谷ルール」の来季導入が検討されていることが12日、分かった。13日のプロ、アマ合同の日本野球規則委員会で話し合われる。

 これまで投手と打者で同時出場するためにはDH制を解除する必要があった。メジャーではエンゼルスの大谷が二刀流で活躍していることで今季から導入され、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する国際大会でも採用されている。公認野球規則は米国での改正を1年遅れで反映させるのが通例。16年は本塁での危険な衝突を防ぐためのコリジョンルール、18年は申告敬遠が導入された。

 現在のプロ野球で大谷ほどの二刀流選手はいないが、同ルールが導入されれば、今後にプロを目指すアマチュア選手の可能性は広がる。実際、日本ハムはドラフト1位の矢沢(日体大)を大学時代と同様に二刀流で育成する方針。中日・根尾も今季途中に本格的に投手に転向したが、まだまだ打力は健在で、DH制のあるパ・リーグ球団主催の交流戦で恩恵を受ける可能性もある。

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2022年12月13日のニュース