元東大野球部監督が校長先生に! 浜田一志氏、来春母校・土佐の校長就任 15年リーグ連敗94でストップ

[ 2022年12月13日 14:47 ]

東大野球部監督時代の浜田氏
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 土佐中・高(高知)は13日、来年4月1日から元東大野球部監督の浜田一志氏(58)が校長に就任すると発表した。現在の小村彰校長は退任する。

 同校OBの浜田氏は、87年に東大工学部を卒業。新日鉄勤務を経て、94年に学習塾を開いた。その傍ら、2012年11月、リーグ46連敗中の東大野球部の監督に就任。2014年春にリーグワーストを更新する71連敗の屈辱を味わいながらも、2015年春のリーグ戦では法大を下して連敗を94で止めた。スポーツ推薦制度がない中、谷沢健一氏、桑田真澄氏ら、元プロ野球選手の指導も仰ぎ、全国の指導者が集まる1月の大学監督会では疑問点をぶつけて回るなど積極的に活動。さらに2017年秋にはエース・宮台康平(元日本ハム、ヤクルト)らを擁し、法大に連勝して15年ぶりの勝ち点を獲得。19年11月に退任した。

 土佐中・高は1920年創立の私立。男女共学の中高一貫校で、東大など国公立、難関私立大に毎年多数の合格者を輩出する進学校だ。

 校長就任にあたり、浜田氏は「母校からお話をいただいたのは大変うれしいことで名誉なこと」とし、野球部監督を務めながら学習塾経営という立場で教育現場にも携わってきただけに「“文武両道評論家”として火がついた」と引き受けた理由を語った。「文武両道を実際にできるんだよという旗印を持って、みんなを応援していきたい。私学ですので、全国でリアルに文武両道を頑張りたいという中学生の皆さんにもアピールしていきたい」と話した。

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