阪神ドラ2・門別 TG高卒ルーキー対決熱望 ライバル浅野から三振奪う「自分が勝てるように頑張りたい」

[ 2022年12月13日 05:15 ]

カメラマンの掛け声に爆笑する門別(撮影・北條 貴史)
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 浅野よ、覚悟!阪神の新入団会見に出席したドラフト2位・門別は、長年の宿敵・巨人に同1位で入団した浅野(高松商)との対決を熱望した。

 「高校時代から連絡を取っていましたし、すごく対戦したい気持ちもあります。ライバルとして、自分が勝てるように頑張りたい」

 直接の接点はないが、既に互いが意識し合う関係にある。きっかけは今年の夏の大会前。「ドラフト候補の動画が(ネットに)出た時に自分と浅野が一緒に載ってたのを見て、すごく興味があって…」。SNSを介して門別から連絡を取り、そこから少しずつ連絡を取り合うようになったという。

 「打撃もですが、特に両打ちできるのがすごいなと。両打ちできる人であそこまでの飛距離はあまりいないと思った」

 ドラフト会議時も互いに祝福し合ったという2人だが、入団先は永遠のライバルチーム。近い将来実現するであろう伝統の一戦での直接対決で、負けるつもりはもちろんない。

 「大勢のファンがいるチーム同士で対戦できれば、一番盛り上がると思うので、そこを目指して自分も頑張りたい。北海道民らしく粘り強い投球を。三振を取りたいです」

 一番の武器は、右打者へのクロスファイア。狙い通りに投げ込むことができれば、浅野のバットに空を切らせることになるだろう。

 「犠打が基本的に多いと思うんですが、その中で本塁打を打ちたいと思っているので、狙って頑張りたい」

 これまでの思い出に残るシーンには、投手ながら2年秋大会の札幌大谷戦で打った決勝の逆転満塁弾を挙げた。高校通算20本塁打をマークし、打撃にも自信がある。最速150キロの道産子左腕。投打で宿敵のライバルを圧倒するイメージを描きながら、プロのスタートラインを飛び出した。(阪井 日向)

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2022年12月13日のニュース