阪神ドラ4・茨木が弟子入り希望したレジェンドとは? 「球の質を上げていく上で話を聞きたい」

[ 2022年11月1日 05:15 ]

<虎報用・阪神>指名あいさつを受け、筒井スカウト(左)と握手を交わす帝京長岡・茨木
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 阪神ドラフト4位の帝京長岡・茨木秀俊投手(18)が10月31日、新潟県長岡市内の同校で畑山俊二統括スカウト、筒井和也スカウトから指名あいさつを受けた。最速147キロを誇る右腕で、球団スペシャルアシスタント(SA=特別補佐)を務める藤川球児氏(42)への弟子入り希望を明かした。

 「あの火の玉ストレートには憧れもあります。そういうストレートを投げて三振を取ってみたい。球の質を上げていく上で話を聞きたい」

 指名後は「阪神球団のことを調べていました」と気持ちを高め、藤川氏がYouTubeチャンネルで茨木の将来性を評価した動画も目にした。「そうやって言ってもらえることはありがたいことです。期待もあると思うので、自分なりにしっかり頑張ってこれから成長してきたい」。かつて藤川氏とともに猛虎のブルペンを支えた筒井スカウトは「走り方一つにしてもいいし、バッティングもいいし、何でもできる。その辺の共通点はあるんじゃないか」とかつての絶対的守護神と重なる点を挙げた。

 北海道で生まれ育ち、日本ハムで活躍した芝草宇宙監督に誘われて帝京長岡高へ進学。直球を磨くため当初は変化球禁止を言い渡されるなど徹底指導で130キロに満たなかった最速を147キロまで伸ばした。「まだキレも甘いので、スピン量を上げて伸びのあるストレートを投げたい」と火の玉への進化を期した。同校史上初のドラフト指名選手で、芝草監督からは「活躍してくれることが、また帝京長岡にとってもプラス」と期待。恩師の思いも背負い、プロの世界を見据えた。 (阪井 日向)

 ☆生まれ&サイズ 2004年(平16)6月8日生まれ、北海道札幌市出身の18歳。1メートル82、85キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 手稲中央小2年時に手稲ヤングスターズで野球を始め、手稲中では札幌東シニアで全国大会出場。帝京長岡高では1年夏からベンチ入り。

 ☆持ち球 ツーシーム、縦横2種のスライダー、カーブ、チェンジアップ。

 ☆好きな言葉 『不可能はない』。「やればできると思っているので」

 ☆好きな食べ物 ラーメン。出身地の札幌ラーメンが好み。

 ☆憧れの投手 オリックス・山本。「勝てる投手だと思いますし、投球術を参考にしています」

 ☆ライバル ロッテのドラフト3位・田中(日本文理)。延長11回1―2でサヨナラ負けした今夏の県大会決勝を含め、通算2度の投げ合いはいずれも敗戦。「(プロで)リーグは違うんですけど、2回も負けているので勝ちたい」

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2022年11月1日のニュース