ヤクルト・村上に熊本県民栄誉賞の授与を検討 史上最年少3冠王の功績称える

[ 2022年11月1日 05:30 ]

村上宗隆(ヤクルト)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(22)の出身地の熊本県が、県民栄誉賞の授与を検討していることが31日、分かった。前日に日本シリーズに敗退したが、日本選手最多56本塁打、史上最年少で3冠王に輝いた主砲の功績に対し、担当者は「これから検討してまいります」と話した。

 16年の熊本地震で被災した熊本城復旧のため、20年から本塁打1本ごとに一定額を寄付している。昨年は東京五輪で金メダル獲得に貢献し、「くまもと夢づくり賞」を受賞。県民栄誉賞受賞となれば、プロ野球界では「打撃の神様」と呼ばれた元巨人の川上哲治氏、西武、ソフトバンクで選手、監督として活躍した秋山幸二氏に次いで3人目となる。

 2年連続でオリックスとの日本シリーズに臨むも、球団初の連続日本一はならなかった。「さらに努力していきたいと思います」と視線を先に見据えた主砲。22年シーズンを盛り上げた背番号55は、5日から侍ジャパンのメンバーとして強化試合に臨む。(青森 正宣)

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