オリ日本一から一夜、はや来季お互いのノルマ設定?宮城「3割30本30盗塁」紅林「24連勝」

[ 2022年11月1日 05:00 ]

MBS「よんチャンTV」に出演したオリックス・宮城(右)と紅林(球団提供)
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 オリックスは26年ぶりの日本一達成から一夜明けた31日、歓喜に沸いた東京からそれぞれ帰阪した。宮城大弥投手(21)と紅林弘太郎内野手(20)の同期コンビは夕方にMBS「よんチャンTV」に生出演してリーグ3連覇を目指す来季へ互いのノルマを設定し合い、中嶋聡監督(53)は4日からスタートする高知・秋季キャンプで若手を底上げする方針を明かした。 

 上下を黒色で統一したペアルックは出演直前に買いそろえたという。19年ドラフトで宮城が1位、紅林が2位の同世代で同期入団。日本一を決めた30日の第7戦で先発の宮城がピンチを迎えたときに、シーズン中はめったに声かけに来ない紅林に「なんで来たん?」と塩対応し、紅林が「(二塁の)安達さんに“行けよ”と言われたから」とマウンド上での秘話を明かした。

 出演後も軽妙なやりとりは続いた。来季へ互いの成績ノルマを設定。宮城が「3割、30本、う~ん30盗塁」と言うと、紅林が「30盗塁は無理やろ」とツッコミ。ちなみに3年間で0、2、2盗塁。「(13年の楽天)田中さんではないけど、24連勝」と返すと、宮城は反応せず、紅林が「昨年が13勝で今年は11勝なので、14勝以上」と下方修正すると、宮城は“じゃあクレ(紅林)が打って援護してくれよ”という表情だった。

 休日はそろって釣りを楽しむことが多いといい、宮城の最大の釣果は手のひらサイズのサバ。紅林は「船を借りてマグロを釣ってみたい」と海でも“ホームラン”を狙う意気込みだ。

 前回日本一の26年前は2人ともまだ生まれていない。野球を始めた頃も、それぞれ出身地の沖縄県と静岡県ではオリックスの知名度は高くはなかった。「いまオリックスの話題が増えている」(宮城)「もっと活躍してチームが全国区になれれば」(紅林)と一夜明けて日本一になった実感がジワジワときている。双方で突きつけたノルマをクリアした時、3連覇&日本一連覇の達成、そして「オリックス」「宮城紅林仲良し」のワードがバズっているはずだ。

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2022年11月1日のニュース