高松商の今秋ドラフト上位候補・浅野 逆転4強導く3出塁「こういう試合経験でき良かった」

[ 2022年7月22日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権香川大会・準々決勝   高松商12―5坂出商 ( 2022年7月21日    レクザムスタジアム )

<高松商・坂出商>初回、三塁にヘッドスライディングを決める高松商・浅野(撮影・後藤 大輝) 
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 ホームランは出なくても、チームが勝てば問題ない。今秋ドラフト上位候補で高校通算62本塁打を誇る高松商・浅野翔吾(3年)は「1番・中堅」で2打数1安打も2四球で3度出塁。逆転での7回コールド勝ちで準決勝進出に貢献した。

 「勝ち越されて焦りましたが、これから先の試合は簡単に勝てる相手ではない。こういう試合を経験でき、チームとして良かった」

 初回、第1打席で中前へはじき返し同点の生還。安打はその1本でも、2試合連続の申告敬遠を受けるなど存在感は抜群だ。唯一の凡打となった5回先頭での中飛も、フェンス手前の大飛球。「高めの真っすぐに力負けしましたが、スイング自体は悪くない」と好調はキープできている。

 昨夏準決勝の大手前高松戦では、9回に4点差を逆転したが薄氷を踏む思いだった。今夏は中京大中京(愛知)、広陵(広島)など強豪校が早い段階で姿を消しており「油断せず、徹底的に点を取っていく」と慢心はない。2年連続出場へ、好球必打であと2勝をつかみ取る。(北野 将市)

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2022年7月22日のニュース