ロッテ・井口監督300勝 高部決めた!サヨナラ4連勝 試合前円陣で「プレゼントしよう」ナイン誓い通り

[ 2022年7月22日 05:20 ]

パ・リーグ   ロッテ5-4西武 ( 2022年7月21日    ZOZOマリン )

<ロ・西>監督通算300勝を達成した井口監督はボードを手に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 ロッテ・井口監督はちょっと照れたようにメモリアルボードを掲げた。就任5年目で球団史上7人目となる通算300勝だ。

 「1勝でも多く積み上げたいが、何勝というよりも、チームの優勝が目標。選手たち、ファンの皆さんと一緒につかみ取りたい」

 こんな結末が待っていたとは――。2点を追う9回。マウンドには難攻不落の平良がいた。1死満塁で代打・岡が同点の左前2点適時打。さらに再び満塁とし今度は高部が初球を右前へ運んだ。
 今季5度目のサヨナラ勝ち。平良から得点したのは20年11月8日以来2年ぶりで、普段は冷静な指揮官も興奮した。「みんな、打席の中で割り切って、真っすぐを狙いながらボール球を選んでくれた」。先頭・山口をはじめエチェバリア、荻野は追い込まれてからフルカウントまで粘り四球を選び攻略した。

 高部は6月26日のオリックス戦に続く、自身2度目のサヨナラ打。「凄い歓声と、チームメートがベンチから飛び出してきてくれてうれしかった」と振り返った。

 試合前の円陣。井上が「まだ通過点ですけど…」と叫んで、指揮官に300勝目をプレゼントしようと呼びかけた。4連勝で今季最多タイの貯金2。3位楽天にゲーム差なしと迫った。(横市 勇)

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2022年7月22日のニュース