巨人アンドリース、4度目先発も来日初勝利ならず 2度の満塁ピンチで無失点もソトに被弾 5回1失点

[ 2022年7月9日 15:57 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年7月9日    東京D )

<巨・D>力投する先発のアンドリース(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 巨人の新助っ人右腕、マット・アンドリース投手(32=米国)がDeNA戦(東京D)で来日4度目の先発登板。粘りの投球で5回7安打1失点とまとめたが、打線の援護に恵まれず、またしても来日初勝利を逃した。

 初回から安打、盗塁、四球に味方の失策で2死満塁のピンチを招いたが、無失点。3回には連打と死球で無死満塁としたが、牧を併殺打、宮崎を遊ゴロに打ち取ってこの回も無失点に抑えた。

 だが、0―0のまま迎えた4回だった。1死から打席に入ったソトに低めカットボールをやや泳ぎながらも左翼スタンドへ叩き込まれてついに失点。先制を許した。それでも7安打を浴びながらもソロ一発のみに抑えて5回を無失点。0―1で迎えた5回、無死一塁で打席が回ると、代打・石川を送られ、降板となった。

 投球内容は5回で打者23人に対して来日最多タイの90球を投げ、7安打1失点。3三振を奪い、1四球1死球、直球のMAXは初回に出た148キロだった。

 アンドリースは来日初登板となった5月31日のソフトバンク戦(東京D)で球界屈指の強打線を6回6安打無失点に抑え勝利投手の権利を得て降板したが、直後の7回にリリーフ陣が追いつかれて来日初登板初先発初勝利が消滅。2度目のマウンドとなった6月7日の西武戦(ベルーナD)も6回途中7安打3失点(自責2)とまとめたが、前回に続いて降板後にリリーフ投手が打たれて来日初勝利はまたもお預けとなった。前回登板した6月18日の中日戦(バンテリンD)では初回1死二塁から鵜飼の打球が左足を直撃してわずか13球で降板。翌19日に登録抹消となっていた。

 ▼アンドリース 3週間ぶりにマウンドに上がって少し緊張したけれど、良い感覚で投げることができたよ。チームのために長いイニングを投げることが目的だった。チームは負けているから勝利のためにベンチで応援するよ。

続きを表示

2022年7月9日のニュース