満塁男の勝負強さ発揮！　阪神・大山、10人猛攻つなげる2点打　今季満塁成績10打数6安打15打点　

セ・リーグ   阪神8―0ヤクルト （ 2022年7月8日    神宮 ）

＜ヤ・神＞7回2死満塁、大山は中前に2点適時打を放つ（撮影・北條　貴史）
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　神宮の猛虎祭りのトリは大山だ。7回2死満塁。スタンドもベンチも一体となる中、2番手・柴田の151キロをしっかりと中前に運んだ。チーム6戦ぶり23度目の2桁安打＆打者一巡の10人猛攻につなげる2点打だった。

　「何が起こるか分からない球場だし、点差は何点あってもいいので、取れる場面でしっかり一本を出すことができて良かったです」

　勝負強さはピカイチだ。今季の満塁での打撃成績は10打数6安打で15打点。最優先すべき仕事は打点だと自覚しているからこそ、チャンスには燃える。大当たりした6月は23試合で29打点。7月もこれで6試合で7打点。ペースはしっかりキープしている。

　大山と佐藤輝がともに打点なら4月22日のヤクルト戦から13連勝と不敗神話は続いている。もちろん神宮でのヤクルト戦も2人がそろえば3戦全勝。「とにかく勝つことが大事。勝ちにつながる仕事をするだけ」と言い続ける頼もしい満塁男が、首位独走にストップをかける。（鈴木　光）