叡明・下山が投打で勝利貢献 ダメ押し2ラン&3回無失点の好救援

[ 2022年7月9日 19:40 ]

全国高校野球選手権埼玉大会 1回戦   叡明8―2羽生実・幸手桜・羽生一・栗橋北彩 ( 2022年7月9日    越谷市民球場 )

本塁打を放った叡明・下山
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 叡明の頼れる4番が存在感を示した。7回2死三塁でバッターボックスに入った下山昂輝(3年)。「打った瞬間入ったんじゃないかな」とカーブを捉えた打球はレフトスタンドへダメ押しとなる2点本塁打。フルスイング後には確信のガッツポーズで興奮を表した。

 元々は投手として出場していたが、春先の肩の故障により投手専念を諦めることに。それでも、春先から打者に転向するとその逆境をはねのけ練習試合では代打を中心に安打を重ね、少ないチャンスをモノにしていった。打者の能力を評価され、チームの主軸として活躍するようになり、この一発で練習試合、公式戦合わせて高校通算10本塁打とした。

 「彼の長打力は強豪校のクリーンナップと匹敵するものをもっている」と中村要監督は下山の長打力を絶賛した。投手としては先発した五月女翔真(1年)の後を引き継いで7回から登板すると、重い直球を中心に打者を翻弄し、3回を無失点リリーフ。指揮官は「初回は緊張していたが、その後はリラックスできているように見えたので良く投げてくれていたと思う」と振り返り、下山は「序盤失点しても守り抜くのが自分たちの野球。1個ずつしっかりやっていく」と闘志を燃やした。

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2022年7月9日のニュース