“播州のドクターK”飾磨工・岡植 5回1/3を9奪三振0封発進

[ 2022年7月9日 16:00 ]

第104回全国高校野球選手権兵庫大会・1回戦   飾磨工15―6淡路三原 ( 2022年7月9日    尼崎ベイコム )

飾磨工業・岡植純平
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 今秋ドラフト候補に挙がる最速145キロ右腕の飾磨工・岡植純平(3年)が先発で3回を投げ無安打6奪三振で無失点。右翼の守備に回ったが、6点を返された5回2死から再登板。2回1/3を2安打3奪三振無失点で、計5回1/3を2安打9奪三振無失点で好発進を決めた。

 初回を3者連続三振と最高の立ち上がりも「初球にストライクが入らなかったので、焦っていた」と余裕はなかった様子。それでも2回以降は「楽に投げられた」と無安打投球で3回までスイスイ投げた。再登板でも6回に2安打こそ浴びたが本塁は踏ませず、最後の打者を空振り三振に仕留めて試合を締め「今日はできすぎです。冷静に投げられた」とはにかんだ。

 強いプロ志望を持ち、この日も巨人、西武の2球団が視察。巨人の岸敬祐スカウトは「制球力が高いし、キレのある真っすぐも投げられる。足も速いので将来性も感じるし、もっとスピード(球速)は伸びると思います」と潜在能力の高さを評価した。中学時代から自他共に認めるサウナーで“ととのう”のが趣味の背番号1。次戦の相手は昨秋覇者の社だが「負けていられない。僕の方が上だと言えるようにしたい」と必勝を誓った。

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2022年7月9日のニュース