大谷翔平“ウイニングショット”カーブで6回2安打1失点!指揮官も「素晴らしかった」と絶賛

[ 2022年5月12日 12:35 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―4レイズ ( 2022年5月11日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ>先発し、力投する大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は11日(日本時間12日)、本拠地エンゼルススタジアムでのレイズ戦に「3番・投手」で今季6で度目の投打同時出場。投げては6回2安打1失点で、打っては5試合連続安打をマークし二盗にも成功と“投打走”で活躍したが、打線の援護なく勝敗はつかなかった。エ軍は延長10回の末に2―4で敗れ、連勝は3連勝でストップした。

 この日の決め球はカーブだった。立ち上がりは、抜ける球が多く、初回は3者凡退だったが、2回2死からキーアマイヤーに抜けて甘く入ったスプリットを右中間スタンドに運ばれて先制点を許した。3回も制球が定まらず2四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、なんとか無失点で切り抜いた。カーブを決め球に使い始めた4回から調子を取り戻した。2死からキーアマイヤーを大きく割れるカーブで空振り三振。5回はカーブで緩急をつけ、2死から安打されたが、後続を抑えた。6回は1死からメヒア、キーアマイヤーをカーブで連続三振に仕留めて、この回を終えたところで降板した。

 調子がいいとはいえない中、6回2安打1失点と好投。打線の援護なく勝敗はつかなかったが、マドン監督は試合後「ショウヘイは絶好調ではなかったと思うが、よく6回を投げ切ってくれた。カーブが素晴らしかった」と話した。

 打っては、初回2死の第1打席はレ軍先発左腕マクラナハンの前に一ゴロだったが、4回1死の第2打席で一塁内野安打し、6日(同7日)のナショナルズ戦から続く連続試合安打を「5」に伸ばした。すかさず二盗にも成功。4月29日(同30日)のホワイトソックス戦の8回に二盗して以来12試合ぶりの盗塁で、今季5個目となった。6回2死の第3打席は遊ゴロで、左腕ポシェイと対戦した8回2死一塁の第4打席は空振り三振だった。

 これで通算成績は投手は6試合で3勝2敗、防御率2・78、打者は32試合で128打数33安打で打率・258、6本塁打、21打点、5盗塁となった。

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