巨人・原監督 エース菅野で今月2勝目も「我慢は続くよ、どこまでも!それで戦うんだから」

[ 2022年5月12日 21:51 ]

セ・リーグ   巨人4―1DeNA ( 2022年5月12日    横浜 )

<D・巨>6回、ピンチで藤田を空振り三振に仕留め、雄叫びをあげる先発の菅野菅野(撮影・河野 光希)
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 巨人は右肘違和感から復帰戦となったエース菅野の6回1失点好投でDeNAを下し、今季のワースト連敗を5でストップ。今月2勝目を挙げ、貯金4とした。中日が敗れたため3位に浮上している。

 0―1で迎えた3回、ポランコの左越え6号ソロで追いつくと、主砲の岡本和が2者連続アーチとなる12号ソロを左中間スタンドへ叩き込んで勝ち越し。1点リードのまま迎えた8回には2番手左腕・エスコバーから中田の右犠飛と大城の左前適時打で2点を加えて突き放した。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)はまず、雨の中で粘りの投球を続けた菅野について「きょうは真っすぐも多く使って、だいぶ良かったと思いますね」とコメント。初回から味方の守備に足を引っ張られ、不運な形で走者を背負う場面も多かったが「ねぇ。そこを粘り強く投げたし、良かったと思います。ノーアウト二塁、三塁、あれを0点に抑えたというのが大きかったと思います」と4回の無死二、三塁も無失点でしのいだエースを称えた。

 初回は1番・桑原の左翼へ飛んだ飛球を守備に不安があるウォーカーとあって深追いした遊撃・中山が追いつかず、打ち取った当たりが二塁打。それをスタートにわずか4球で失点した。だが、終わってみれば、失点はこれだけ。4回も無死一塁からソトの右中間への当たりを右翼・ポランコがグラブに当てて落球(記録は二塁打)しての二、三塁だったが、後続を打ち取った。5回には1死から広岡が関根の二ゴロをファンブル。それでも広岡を気づかうような仕草を見せた後、三振ゲッツーでピンチを切り抜けた。

 これで5月はまだ2勝目。粘りに粘ったエースの投球を「いろんな意味で呼び水にしたいよね」という原監督だったが、チームは我慢が続きましたが…の問いかけには「いやいや、まだ続くよ。我慢は続くよ、どこまでも!それで戦うんだから」と逆風のなかでも戦い抜くことを宣言していた。

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