Honda熊本、準決勝で敗退 4番・古寺けん引も“魔の4回”10失点

[ 2022年5月12日 05:30 ]

スポニチ後援JABA九州大会最終日   Honda熊本11-12NTT東日本 ( 2022年5月11日    北九州市民 )

<Honda熊本・NTT東日本>2安打2打点の古寺
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 準決勝、決勝が行われた。Honda熊本はNTT東日本と準決勝と対し、11―12で惜敗した。4番の古寺宏輝内野手(23)が2打点するなど相手を上回る17安打を放ったが、4回の10失点が響いた。決勝はENEOSがNTT東日本に6―0で勝利し、17大会ぶり2度目の優勝。6大会連続25度目の日本選手権出場を決めた。

 両軍合わせて31安打23点。壮絶な乱打戦の行方は最後まで分からなかった。Honda熊本は1点を追う9回に2死満塁の好機をつかんだ。だが、あと1本が出ず3時間37分の熱戦を落とした。4番の古寺は「ただただ力不足」と唇をかんだ。

 古寺は昨年の都市対抗で若獅子賞を獲得した、準決勝ではサヨナラ本塁打を放ち、チームの準優勝に貢献。この日も打線をけん引した。4回2死一、三塁では適時二塁打。直後に10点を失う苦しい流れだったが、「うちの打線なら何とか粘れると思っていた」と6回1死一、二塁で左前適時打。この回は4連打などで一挙6点を返し1点差まで迫った。渡辺正健監督は「打線が反発して、よく頑張った。ベンチのムードは去年の都市対抗から継続できている」と語った。

 今季は4月のJABA岡山大会を制覇。今大会の1次リーグは日本製鉄鹿島などに3連勝して堂々と首位通過した。古寺は「いいチームとも戦えると思った。自信が確信になったところはある」と話した。28日から開幕する都市対抗予選でこの悔しさをぶつける。
(杉浦 友樹)

 <ENEOS>準決勝に3番手で登板し、2回無失点で試合を締めた153キロ右腕の柏原が決勝で先発して好投した。力強い直球とスライダー、カットボールなどを駆使して4回無失点。今大会は4試合に登板し、計10回2/3を無失点でMVPを獲得し、「一人ずつ抑えることだけ考えた。うれしい」と喜んだ。打線も丸山の3ランなどで援護した。

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2022年5月12日のニュース