“米国のオオタニ”レイズの外野手・フィリップスが8回に登板 義父は元日本ハム監督・ヒルマン氏

[ 2022年5月12日 02:34 ]

ア・リーグ   レイズ0―12エンゼルス ( 2022年5月10日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ>8回、マウンドに上がったレイズ・フィリップス (撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの衝撃的勝利を演出した一人が、レイズの外野手フィリップスだ。0―8の8回に登板し、トラウトに2ラン、大谷に二塁打、レンドンに左打席弾など、1回を5安打4失点。実は、義理の父は元日本ハム監督でエ軍のマイナーコーチを務めるトレイ・ヒルマン氏だった。

 メジャー6年目の27歳は「米国のオオタニ」を自称し、これが3度目の登板。初登板だった昨年7月2日のブルージェイズ戦では、最速94マイル(約152キロ)を計測も、その後はスローボールで勝負する。大谷の二塁打も55マイル(約88キロ)だった。15年のプレミア12で来日経験もあり、親日家。さらに情に厚い男でもある。

 自身のファンでがんで闘病中の8歳の少女からブレスレットを贈られ、その少女が観戦した4月12日のアスレチックス戦で右越え弾。MLB公式インスタグラムで公開された試合後のインタビューでは「彼女と初めて会う機会があって、がんと闘っているのに僕にこんなギフトをくれた」と涙ながらに話す姿が話題になった。

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2022年5月12日のニュース