ブルワーズのイエリチがレッズ戦で3回目のサイクル安打 同一チーム相手の3回は史上初

[ 2022年5月12日 08:42 ]

ナ・リーグ   ブルワーズ11-14レッズ ( 2022年5月11日    シンシナティ )

9回に三塁打を放ってサイクル安打を達成したイエリッチ(AP)
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 ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手(30)が11日に敵地シンシナティ(オハイオ州)で行われたレッズ戦で自身3回目のサイクル安打を達成。「3番・DH」で出場した同選手は初回に二塁打、3回に5号3ラン、5回に中前打を放ち、7回の第4打席は中飛に終わったものの、6点を奪った9回表に三塁打を記録してサイクルを完成させた。

 サイクル安打の最多達成回数は3回で、現在ドジャースに在籍しているトレイ・ターナー内野手(28)がナショナルズ時代の昨年に記録したケースを含めてイエリッチが史上6人目。ただしイエリチは2018年にいずれもレッズ戦で2回達成しており、同一チーム相手の3回は史上初めてとなった。

 試合はレッズが14―10で勝って7勝24敗。9連敗を喫したあとの6試合は4勝2敗と盛り返している。

 ナ・リーグ中地区首位のブルワーズは20勝12敗。10点以上を奪って敗れたのはメジャーでは今季53回目で初めてで、4連勝のあとは5戦4敗とブレーキがかかっている。

 レッズは対戦相手に計20回のサイクル安打(このうち3回はイエリッチ)を許しているが、これはカージナルスの24回に次いで2番目に多い回数。なお3回のサイクル安打はイエリチとターナー以外に、1890年8月6日に3回目を記録したジョン・ライリー(レッズ)や、1920年代にヤンキースで活躍したボブ・ミューゼルのほか、ベーブ・ハーマン(ドジャースほか)、さらにドジャース、マリナーズ、レンジャーズなどで活躍したエイドリアン・ベルトレイが達成。このうちベルトレイは、レンジャ―ズの本拠地「レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン」でホームとビジター(マリナーズ時代)の両チームで達成した唯一の選手となっている。

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2022年5月12日のニュース