若菜嘉晴氏、東浜のノーノー　ゾーンで勝負の意識が奏功

パ・リーグ   ソフトバンク2ー0西武 （ 2022年5月11日    ペイペイD ）

＜ソ・西7＞花束を手に喜ぶ東浜（撮影・中村　達也）
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　【若菜嘉晴　視点】東浜のノーヒットノーランはストライクゾーンで勝負するという意識が功を奏した。低めのゾーンにボールを集めた結果、外野への飛球は3回の柘植の中飛だけ。特にカットボールなど変化球の制球が良かった。好調の山川もシンカーなど変化球を主体にした投球で2打数無安打と仕事をさせなかった。

　3年前に千賀のノーヒットノーランを経験している甲斐のリードも良かった。カーブでうまく緩急をつけ、威力があった直球をより速く見せていた。

　昨季は右肩の不調などで4勝止まりと苦しんだが、今季は体調も良く、好調を持続できている。不調時には体が一塁側に流れるところがあったが、しっかりと打者に向かって踏み込めている。下半身が安定し、球持ちも良くなっており、今季は最多勝を獲得した17年レベルの活躍が期待できる。