中日・大野雄「きょうは気合が入っていました」 開幕6連勝中の広島に仁王立ち!大瀬良との投げ合い制す

[ 2022年4月1日 21:31 ]

セ・リーグ   中日3-2広島 ( 2022年4月1日    バンテリンD )

<中・広(1)>力投する先発の大野雄(撮影・椎名 航)
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 中日の大野雄大投手(33)が、1日の広島戦に8回2失点で勝利投手となり、立浪監督に本拠地初勝利をプレゼントした。

 お立ち台に立った大野雄は「カープ打線は好調で3割以上打っている打者がたくさんいたんですけど、自分の投球をまずしようと思った。自分の送球ミスから逆転されてしまったので、何とか長いイニングを投げて、チームが追いついてくれるまで頑張って投げようと思った」と振り返った。

 4回に自らの失策でピンチを広げ、会沢に逆転打を許した。しかし、ここから粘りの投球。7回の2死一、二塁などピンチを背負いながらも踏ん張った。120球の熱投で8回2失点(自責1)の内容で今季初勝利。「先週は自分自身、開幕投手として立浪監督の初戦を勝てなくて申し訳ない気持ちでいた。きょうはとても気合いが入っていました」と胸中を明かした。

 打席ではセーフティーバントの構えも見せた。「やっぱり大瀬良投手は良い投手なので、球数を1球でも多く投げさせるとか考えた」。広島は開幕6連勝と、セ・リーグで今、最も勢いのあるチーム。さらにエース大瀬良が相手となると、大野雄もあぐらをかいている訳にはいかない。そんな闘争心がナインにも伝染し、チームは8回に逆転。「この時期、よく、大瀬良投手と投げ合うんですが、いつも負けていたので、何としても勝ちたいと思っていた。大瀬良投手も120球超えた投球をしていたが、みんながつないでくれて、追い越してくれて、本当にありがたいです。チームみんなを信じて、打ってくれると思って、いつも見ています。8回はそれが通じた。最後まであきらめずに戦うことが大事だと思いました」と打線に感謝した。

 立浪監督には本拠地初勝利もプレゼント。「(自身は)まだ1勝1敗なので、これからどんどん勝っていって、監督、首脳陣の方々に信頼してもらっているので、裏切らないように、今年は働きまくります」と宣言。竜のエースの意地が集結した一戦だった。

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