カブス・誠也 適応力の高さはまさに米国向き 和食の“びっくり”味付けも「新鮮な味」

[ 2022年4月1日 02:30 ]

オープン戦   カブス8―5マリナーズ ( 2022年3月30日    メサ )

マリナーズ戦の4回、2ランを放つブス・鈴木(AP)
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 【記者フリートーク】カブス・鈴木は自分を見失わない。取材を始めて2週間にも満たないが、27歳で自分をしっかり持っている選手だと感じる。ルーキーながらオープン戦で結果が出なくても「(打者は)打っても3割」と切り替えが早い。自分でコントロールできない周囲の評価などは気にしない。自分がやるべきことだけにフォーカスできる精神的強さは、まさに一流だ。

 食事面でも実におおらかだ。米国の日本食レストランでは同じ和食のメニューでも日本では想像もつかない味付けのものが出てくる。それでも鈴木は「クオリティー的にはどうなのかな、というのもある。でもこっちはこっち。高望みはしていない。新鮮な味で僕は嫌いじゃない」と笑う。野球同様に異国では日常生活でも苦労が多いが、それも楽しめる鈴木はまさに米国向き。野球で完全適応を果たすのも、時間の問題だと思う。(MLB担当・笹田 幸嗣通信員)

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