エンゼルス大谷と一問一答 “大谷ルール”は「ありがたい。もっとカジュアルな出場にもつながる」

[ 2022年4月1日 17:27 ]

<ブリュワーズ・エンゼルス>試合後、取材に応じる大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)はフェニックスで行われたブルワーズ戦で今季初めて投打同時出場し、3回1/3を投げて2安打3失点、3四球、4三振で勝ち投手となった。最速は99マイル(約159キロ)を記録した。1番打者としては3打数1安打1打点。試合は10―5だった。以下、試合後の主な一問一答。

 ――登板を振り返り。
 「最後の登板をしっかり予定通りこなせたのが一番良かったところかなと思うので。スムーズにシーズンに入れるかなと思います」

 ――投手として開幕までの予定は。
 「ブルペンには入るでしょうし、一番は疲れをとってしっかりフレッシュな状態でマウンドに上がること。その間の打席数とかもしっかり管理しながらやりたいなと思います」

 ――昨季の大活躍の後で心境の変化は。
 「ある程度、計算されるレベルは高くなってくると思うので、去年の初めより。そこに応えたいなというか、そういう思いは去年よりは強いかなと思うので、ハードルが高くなった分、そこに対応してできるように頑張りたいなと思います」

 ――プレーオフ進出の可能性について。
 「いけるという自信はみんな持っていると思いますし、例年よりもみんな健康な状態でキャンプをやれていたと思うので。シーズンを通して、自分も含めて、ケガなくみんながしっかりプレーできるっていうのが一番大事なことかなと思います」

 ――開幕登板の球数は90球くらいか。
 「監督がどのくらい引っ張るかわからないですけど、自分としてはもっと投げれるようにしっかり対応したいなと思ってますし、まずは球数うんぬんよりもゼロを何個並べられるかが一番大事かなと思うので、そこにフォーカスしたいなと思います」

 ――投手として降板後もDHとして打線に残ることができる「大谷ルール」が正式に導入された。
 「アグレッシブに攻められると思うので、ピッチャーの方でもバッターの方でもより後を考えずにというか、そういう風に対応できるかなと思うので、思い切って、最初から飛ばしていけたらなと思います」

 ――外野手の機会は減る。
 「まあジョー(・マドン監督)に聞いてもらえれば一番いいんですけど。どうなるかはチームとしても分からないですし、早めにどんどん交代するならいけるという選択肢があるわけで、また幅が違うのかなと。いつでもいける準備はしておきたいです」

 ――1番打者での出場に関して。
 「1番は今多いんですけど、基本的に後ろにトラウト選手がいるので、その前に出るっていうのが一番、やらなきゃいけない仕事ですし、そこで長打を打てれば一番いいですけどボールでもいいのでランナーを一塁に置いた状態でトラウト選手、レンドン選手、ウォルシュ選手につないでいくっていうのが一番大事かなと思います」

 ――先日のロッキーズ戦で本塁打を打って、本日も右前打。打撃の仕上がり具合は。
 「甘い球もけっこうありましたし、もちろんセカンドゴロなんかも僕の中では打ち上げている球なので、多少なんていうんですかねバックアップ気味に曲がりきらない変化球というか、一番めんどくさいというか、投げててもそうですけどね、自分がミスしたなと思っているボールが打てないボールになったりするので。そういう微妙なとこだったのかなと思います」

 ――MLBが二刀流というプレースタイルを後押ししている。
 「やっぱり日本時代はない動きだったので、アメリカの方がそういう柔軟な対応をっていうかしてもらえる。すごいありがたいなという気持ちがありますし。今は僕しかもちろんいないですけど、もっとカジュアルな形での出場にもつながるかなと思うので。それは全体で考えてもプラスが多いかなと思いますね」

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2022年4月1日のニュース