阪神・藤浪が菅野に投げ勝つのは9年前が最後…負けられない一戦で快投再現なるか

[ 2022年4月1日 14:47 ]

13年8月5日付大阪本紙最終版1面
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 球団ワーストを更新する開幕6連敗中の阪神は、きょう1日から巨人と今季初となる「伝統の一戦」を戦う。

 苦境で先発マウンドに立つのは10年目の藤浪。開幕投手を務めた3月25日のヤクルト戦では7回3失点と試合を作った。投げ合うのは巨人のエース菅野だ。2人は歳こそ違うが、12年のドラフト1位で入団。今年1月には藤浪が弟子入りする形で菅野と合同自主トレを行った。プロでの投げ合いはこれまで4度あり、藤浪から見れば1勝3敗で15年から3連敗中。巨人戦での登板は18年以来4年ぶりとなる。

 菅野とのマッチアップで唯一勝利を挙げたのが、東京ドームで行われた13年8月4日の一戦。当時高卒1年目だった背番号19は6回6安打無失点でシーズン7勝目を挙げ、首位を快走する巨人のマジック点灯を阻止した。球団の高卒新人では初となる巨人戦初先発初白星の歴史的1勝だった。

 藤浪は試合後「「ここで負けると、巨人にマジックが点灯してしまうということで、気合も入っていた。ここから何としても(巨人に)追いつくんだ、という気持ちで投げました」と口にしている。当時と状況は違えど、絶対に負けられない一戦で再び「虎の背番号19」に出番が巡ってきた。復活を懸ける27歳が流れを変えられるか。(遠藤 礼)

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2022年4月1日のニュース