中日・阿部「まさかこの広いドームで入るとは思わなかった」 大瀬良から先制弾&決勝打と大活躍

[ 2022年4月1日 22:51 ]

セ・リーグ   中日3-2広島 ( 2022年4月1日    バンテリンD )

<中・広(1)>2回、阿部は先制ソロホーマーを放ち、ベンチのナインとグータッチ(撮影・椎名 航)
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 中日の阿部寿樹内野手(32)が、1日の広島戦で殊勲打2本の大活躍を見せた。

 開幕6連勝中の広島はエース大瀬良が先発。苦戦も予想された中で、阿部は鮮やかに先制弾を放った。2回の先頭、その初球を左翼席に運び「甘い球は何球も来ないと思ったので、初球から行けたら行こう。抜けてくれるかな、とは思ったんですが、まさかこの広いドームで入るとは思わなかったです」と、本人もビックリの一撃となった。

 4回に逆転を許し、迎えた8回の打席も秀逸だった。鵜飼の同点打が飛び出し、なおも2死一二塁で、大瀬良の直球を中前に運ぶ勝ち越し打。これが決勝点となり、大野雄にも白星をプレゼントした。チームは3連敗中で、「なかなか点が取れない中で取れてよかった。本当に大野さんが頑張ってくれて、チーム全員でチャンスをつくってうれたので、どんな当たりでもいいので、ヒットを打ちたかったです」と、ほおを緩ませた。

 試合前には立浪新監督から指導を受け、打撃フォームのマイナーチェンジを施した。打率・192とまだまだ本調子ではないが、「なかなか打てていないので、自分の仕事を、四球でも塁に出ようと思いながら、必死にやっています」と話し、本拠地のファンからも温かい声援を浴びていた。

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2022年4月1日のニュース