巨人・菅野8年ぶり開幕2戦2勝「次は0点で」 大城は先輩イジリ「自分のリードで勝利に導きました」

[ 2022年4月1日 22:15 ]

セ・リーグ   巨人6ー5阪神 ( 2022年4月1日    東京D )

<巨・神(1)>ポーズをとるヒーローの大城(左)と菅野(撮影・河野 光希)
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 バッテリーが絶妙な呼吸で、チームに4連勝を導いた。巨人・菅野智之投手(32)が1日、今季初の伝統の一戦・阪神戦(東京D)に先発。7回7安打3失点の粘投で2勝目をマークし、2014年以来8年ぶりに開幕から2戦2勝を記録した。

 充実と反省が同居した。試合後のお立ち台でエースは「チームもいい流れで来ていたので、何とかその流れに乗って、立ち上がりだけは気を付けようと思っていきました」と振り返った。プラン通り、初回は3者連続三振と抜群の立ち上がり。しかし中盤は阪神打線に捕らえられ、5回に1点、6回に2点を失った。持ち味の安定感は確実に示した形だが「今日の展開なら8回くらいまでは投げないといけない」と不満げ。「今日は運良くというか、内容もそこまで良くなかったので、勝たせてもらったなという感じがしている。次は0点で終われるような、そういうピッチングを目指したいなと思います」と次戦に視線を向けた。

 一方で会心の笑みだったのは菅野に続いてお立ち台に上がった大城だ。2-0の2回2死、左翼席に今季1号ソロを放つなど3安打の活躍。守備でも菅野をはじめ3投手を巧みにリードした。「自分の中でもとらえた感があったので、非常にいいホームランが打てました」と自画自賛。さらに、今季初めてバッテリーを組んだ東海大相模(神奈川)の先輩・菅野を「あまり調子は良くなかったですけど、自分のリードで勝利に導きました」と話し、球場の笑いを誘った。

 記録ずくめの勝利だ。開幕からの連勝は開幕13連勝を成し遂げた2020年以来2年ぶりだが、2戦2勝は14年以来8年ぶり。阪神戦は通算20勝目となり、巨人投手の阪神戦20勝は12年に達成した内海哲也以来、16人目となった。開幕7試合目ながら広島と並んで首位に立った巨人。大黒柱は今年も太い。

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