阪神・藤浪頼む 1日のG戦先発「良いものを見せたい」、母校・大阪桐蔭のセンバツ圧倒Vも刺激

[ 2022年4月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー3広島 ( 2022年3月31日    マツダ )

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 再びこの男に“大役”が巡ってきた。1日の巨人戦(東京ドーム)に先発する藤浪がG倒での今季初勝利へ静かに闘志。開幕投手の次は、開幕6連敗の悪い流れを断ちきる重要なマウンドだ。

 鳴尾浜球場で最終調整した右腕は「(今季2度目の登板で)落ち着いて入っていけるとは思う」とうなずいた。3月25日のヤクルト戦では白星は逃したものの、7回3失点と先発の役割は果たした。

 それでも、今回も簡単にはいかない。投げ合うのは1月に合同自主トレを行った菅野。球界を代表する右腕とのマッチアップに「良いものを見せたいし、良い投げ合いができるように」と言葉に力を込める。伝統の一戦での登板は20年9月以来。「メンツも変わっている。あまり気にしないで」と平常心で腕を振る。「流れが良くないからこそ、ピンチで粘ったり、流れをつかむような投球ができたら」。苦しい中でも粘って、粘って、食らいつく投球を心がける。

 追い風もある。母校の大阪桐蔭が圧倒的強さで春の選抜を制覇。後輩たちの活躍に目を細め「強かったですね。OBとして誇らしく思いますし、何度見てもうれしいもの」と表情を緩ませた。「TOIN」の誇りも胸に、伝統の一戦のマウンドに上がる。(遠藤 礼)

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2022年4月1日のニュース