阪神ドラ3・桐敷 家族とマウンドに!グラブは全員の頭文字刺しゅう入り「感謝の気持ち忘れないように」

[ 2022年1月20日 05:30 ]

家族の名前が刺繍されたグローブを使う阪神・桐敷(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 プロでも「謙虚な心」と「家族愛」で勝負する。阪神のドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)が新人合同自主トレ2度目のブルペン投球に臨み、捕手を立たせて20球を投げ込んだ。左腕は大学時代からグラブの内側に家族全員の名前の頭文字と、座右の銘「謙虚」を刺しゅうしていることを明かした。

 「家族のおかげでここまで来られたと思っていますし、感謝の気持ちと家族の思いも背負ってやっていることを忘れないように、入れています」

 「徹」=父、「洋(子)」=母、「美(咲)」=姉、「隼(人)」=兄、「拓(馬)」=本人。家族5人全員の頭文字を自らの商売道具に刻み付け、マウンドに向かってきた。時に厳しく、そして時に優しく自らを育み、見守り続けてくれた家族の思いとともに戦ってきたからだ。それはプロでも変わらない。「練習始めとか、キャッチボール始めとかは(グラブを)見ています。(家族とは)できるだけ連絡はするようにと思っています」。甲子園、神宮、東京ドーム…これからも家族全員で、夢舞台のマウンドに臨むつもりだ。

 加えて、座右の銘である「謙虚」の2文字には、いかなる時も初心を忘れまいとする自戒の念が込められている。「結果がいいときこそテングみたいになったりすると思うんですけど、謙虚にやっていく思いで」。そんな自らを律する左腕にぴったりの金言を、寮で佐藤輝からもらったことも明かした。

 「お風呂で一緒になって、その時に“焦るなよ”と言っていただいて。うれしいなと」

 すでに1軍キャンプが内定し、矢野監督からは先発起用の方針も示された即戦力左腕。「今は真っすぐしか投げていないんで、キャッチボールとかで変化球を試して。もっと交流する機会が増えたら先輩方に(話を)聞いてみたい」。沖縄でのアピールに向け、準備を進めていく。(阪井 日向)

 【阪神選手のグラブ刺しゅう】
 ★傘マーク 青柳晃洋が今季使用するグラブ。「AOYAGI50」の「I」が“雨柳さん”の異名を取る雨男から傘のデザインに。
 ★大丈夫 なんとかなるさ 18年、新人の高橋遥人が小学生時代所属のスポーツ少年団から贈られたグラブ。「いつも不安そうなんで、そういう言葉を入れてくれた」
 ★本塁打厳禁 藤川球児が05年使用のグラブ。06年「細心而剛胆」07年「気力一瞬」など1年の決意を親指部分に入れていた。
 ★HT(阪神マーク)63 現日本ハム監督の新庄剛志が阪神新人の90年から使用。「63」は入団時の背番号。米メジャーを経て、日本ハムで現役引退する06年までの17年間、同じグラブを使い続けた。
 ★平仮名で 09年途中加入のブラゼルがグラブに平仮名で「ぶらぜる」と刺しゅう。ほかの用具も同じデザインで統一。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2022年1月20日のニュース