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広島・栗林 リミッター解除も 今季延長12回制なら佐々岡監督「回またぎ」解禁示唆

[ 2022年1月20日 05:30 ]

12球団監督会議

回またぎも選択肢の一つと佐々岡監督が示唆した広島・栗林良吏
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 広島・佐々岡真司監督(54)は19日、今季の延長12回制採用が正式決定すれば、栗林良吏投手(25)の“リミッター解除”も想定して準備することを明かした。この日行われた監督会議にオンラインで出席。9回制の昨季は栗林の連投や回またぎを最低限に抑えられたが、今季は状況次第で一時的に登板制限を緩和し、起用する可能性を示唆。救援陣の負担を軽くするために、先発陣の奮起にも期待した。

 イニング数が変われば采配も変わる。この日の監督会議では、今季の延長12回制を前提として進める方針を確認。佐々岡監督は「野手もそうだけど、投手の起用法が大きく変わる。投手は難しい部分が出てくると思う」との見通しを明かした。

 延長12回制の復活は、特に抑え投手の起用法に影響する。昨季の栗林は9回制の恩恵を受けたことで、回またぎが1度、最大で2日連続登板と、負担を最小限に抑えられた。しかし12回制となれば、状況次第では昨季と同様の登板制限を設けていては、救援陣が回らない可能性がある。指揮官は「また、いろいろと考えながらになる」と前置きした上で、「(ベンチに)人数がいなければ、栗林の回またぎは、ないこともないでしょうし。去年と違うのは確か」と、栗林の“リミッター解除”も選択肢の一つとすることを示唆した。

 昨季の救援陣はチーム方針で3日連続登板が最大だった中、新人の栗林は3連投も回避された。延長12回制となれば、同点の9回の登板や回またぎを想定して準備する試合も増えることだろう。栗林だけでなく、多くの救援投手に負担を強いながらの戦いになることは想像に難くない。

 救援陣の疲労蓄積をいかに減らせるかが今季の大切なポイント。佐々岡監督は「先発が1イニングでも長く、しっかりやってもらわないといけない」と期待を寄せた。昨季の先発投手の平均投球回数は5・76でリーグ3番目に長く、計5完投はリーグ最多。大瀬良、九里、森下を筆頭に、計算の立つ先発陣がそろっているだけに、フル回転を期す救援陣を支える体制はすでに整っているとも言える。

 佐々岡監督が指揮官に就任した20年は延長10回制、昨季は9回制が採用されていた。就任後初となる延長12回制を想定し、投手陣一丸で今季への準備を進める。(河合 洋介)

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