高津ヤクルト 連続日本一へ古田臨時コーチ再び! 春季キャンプで「イズム」注入

[ 2022年1月10日 05:30 ]

新人たちの練習に見入る高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト元監督でOBの古田敦也氏が2年連続で春季キャンプで臨時コーチを務める運びとなった。この日放送されたテレビ朝日「サンデーLIVE!!」で高津監督と対談しオファーを受けた。

 昨年は第2、第3クールの計6日間指導。宿舎でミーティングも行い、捕手を中心に「フルタの教え」を注入した。「その気になれ」と活を入れた中村が扇の要としてチームを引っ張り、12球団ワーストの4・61だった防御率は3・48に激変。20年ぶりの日本一を達成し、中村は日本シリーズMVPに輝いた。

 高津監督は「中村の成長なくして昨年の勝ちはなかった」と感謝。新人合同自主トレを視察したこの日も「捕手だけでなく、チーム全体として楽しみ。カンフル剤、刺激を与えてくれる大切な時間にしたい」と期待した。

 野村克也氏の薫陶を受けた2人の対談では、日本ハムの新庄監督も話題に。古田氏は「彼も野村監督の教え子とは言われていますけれど、そんな感じじゃないと思う。怒られて説教されてぐいぐいやられた教え子とは」と回想。高津監督も「ちょっと我々の時とは違いますね」と応じた。阪神で2年間過ごした新庄監督とは異なり、古田氏は90年から9年間、高津監督は91年から8年間、厳しくも愛のある指導を受けてきた。野村野球の正統後継者たる自負はある。

 「リーグは違うけれど、負けていられないという気持ちは強い」と高津監督。日本ハムとは3月2、3日(札幌ドーム)にオープン戦が予定されている。本家としてノムラの考えを結集し、チームスワローズで球団初の連続日本一を目指す。(青森 正宣)

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