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「逆に伸びしろが…」 夢へと突き進む“大吉”選手とともに成長を

[ 2022年1月10日 09:00 ]

東大野手初のプロ入りを目指す松岡泰希
Photo By スポニチ

 年が明け、大学野球部も続々と全体練習を開始している。プロ注目の選手たちも年末年始の休養を経て、晴れやかな表情で練習に取り組んでいる。取材する中で、その場の空気を少しでも和ませようと、帰省した選手に聞いているのが初詣でのおみくじの結果。今のところ、大吉を引いた選手が多いように思う。

 東京六大学野球リーグの東大の主将・松岡泰希捕手(3年)は、家族と出掛けた高幡不動尊(東京都日野市)への初詣で、大吉を引いた。毎年恒例の参拝場所だが、「いつも凶で、よくて小吉みたいな感じだったので。(大吉は)初めてかもしれない。“正しい行いをせよ”と書いてありました」と笑顔で話してくれた。

 遠投110メートル、マウンドで投げれば最速144キロをたたき出す強肩はプロも注目。東大の野手でドラフト指名されれば史上初の快挙だ。まずは運を味方につけ「やるしかないですね。(48季連続の)最下位を脱出したい」と力強く語り、春のリーグ戦を見据える。

 東都大学野球リーグの中大の主将・北村恵吾内野手(3年)は、滋賀県の多賀大社を家族と参拝し、こちらも大吉。「大吉が久しぶりで、3年ぶりくらいです」と笑った。願い事の項目には「夢は難しいが、案外簡単にかなう」と記されていたといい「プロは難しい道なんですけど、そう書かれていたので、余計うれしかった。頑張ろうと思いました」と気持ちを新たにした。

 昨季は春秋のリーグ戦で計3本塁打。本来は一塁と三塁だが、選手としての幅を広げるために二塁にも挑戦中だ。久しぶりに会った地元・岐阜県の友人には「プロ行くの待っとるで」と送り出された。「周りの人が応援してくれると身に染みて感じたので、恩返しができればいい」と誓った。

 記者も正月は初詣に出掛けた。胸を躍らせて引いたおみくじの結果は凶。少しショックを受けながら帰路に就いたが、「逆に物事に伸びしろがあるのでは…」と前向きに捉えた。初めてのアマ野球担当。いい1年になるように、夢に向かって突き進む選手たちとともに成長していこうと思います。(記者コラム・田中 健人)

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