慶大4強進出 ソフトバンク・ドラ2正木「目標にしていた」逆方向へ本塁打

[ 2021年11月22日 05:30 ]

明治神宮野球大会第2日 大学の部準々決勝   慶大7ー0東農大北海道オホーツク ( 2021年11月21日    神宮 )

<慶大・東農大オホーツク>2回無死、先制のソロ本塁打を放つ慶大・正木(撮影・河野 光希)
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 大学の部では連覇を狙う慶大が東農大北海道オホーツクを7回コールドで下し4強入り。ソフトバンクのドラフト2位・正木智也外野手(4年)が決勝の右越えソロ本塁打を放った。

 0―0の2回。先頭で打席に入った慶大の4番・正木は、3球目の外角直球を捉え、右翼席に放り込んだ。

 「感触は完璧。逆方向への本塁打は4年間、目標にしていた。右中間はあったけど、ライトは初めて。こういう場面で打ててうれしい」。今秋リーグ戦でノーアーチ。ある日の練習後、堀井哲也監督から「考え過ぎている。シンプルにいこう」と電話で助言され、「間を取る」ことだけに集中した。打席での始動を早め、上げた左足をゆっくり下ろしてタイミングを取ることを徹底。堀井監督は「練習ではずっといい。1打席目で出て良かった」と目尻を下げた。

 「(ベンチに)入れない4年生もいる。チーム全員の思いを背負ってやる」と正木。指揮官もネット裏に集結したソフトバンクのスカウト陣も安心させる、大きな一打となった。(川島 毅洋)

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