阪神・井上 日本Sで好投の奥川から刺激「同期生が頑張っている姿を見ると、対戦したいなと」

[ 2021年11月22日 05:30 ]

契約更改を終え、会見する井上広大(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 阪神は秋季練習が休日だった21日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改をスタートした。高卒2年目を終えた井上広大外野手(20)は現状維持の年俸720万円(金額は推定)で更改。日本シリーズで開幕投手を務めた同学年のヤクルト・奥川に対抗心を燃やし、来季対戦に向け飛躍を誓った。

 大舞台で活躍するライバルの姿を見て、刺激を受けないわけがない。井上は履正社3年夏の甲子園大会決勝で3ランを放ったヤクルト・奥川との来季対戦を心に秘め、3年目の飛躍を期した。

 「同期生が上で頑張っている姿を見ると、自分も上(1軍)の世界で(奥川と)対戦したいなというのはある。来年はしっかりと結果を残してプレーできるように」

 現在は8月に負った「右足脛骨(けいこつ)骨折」からの復帰を目指しリハビリに励む日々。一方で、頭の中では来季の活躍をイメージする。そんな中で気持ちを奮い立たせてくれるのが、今季9勝し日本シリーズ第1戦で7回1失点の好投をみせた奥川の存在だ。

 高校では自らの打棒で粉砕し全国制覇を成し遂げたが、プロでは先を行かれる。昨年のフェニックス・リーグで対戦した際も2打数無安打に抑えられた。今季は1軍で活躍するライバルとは対照的なシーズンとなり、悔しい思いしかない。

 今春は沖縄宜野座キャンプスタートしたが、左膝を痛め離脱。6月には左肩に違和感を覚え、8月には骨折と度重なるケガで1軍出場はなかった。ただ、ウエスタン・リーグでは68試合で打率・267、9本塁打もリーグトップの50打点で存在感は示した。

 「1軍で一度も試合に出られていないので、1試合でも多く上で試合に出て、優勝を目指して頑張りたい」

 1年間を戦い抜くべく、ケガをしない体づくりにも着手。今秋からイチローやダルビッシュも実践する「初動負荷トレーニング」を導入したことも明かした。同期の西純から紹介してもらった施設に週2日通い、関節を細かく動かして可動域を広げるトレーニングを行う。「復帰したときにけがの功名と言えるように、この期間を大事にしたい」。将来的には佐藤輝らと中軸を打つことを期待される右の長距離砲。来季に必ず礎を築く。(長谷川 凡記)

 ▽19年夏の甲子園大会決勝 履正社は0―1の3回に4番井上が奥川から中堅左へ逆転3ラン。同点とされた直後の8回に2点を勝ち越し、5―3で初優勝を飾った。井上は奥川と5打席で対戦し、本塁打以外の4打席は3三振と三ゴロだった。

 ▽初動負荷理論 鳥取市のスポーツトレーニング研究所「ワールドウィング」代表、小山裕史氏が唱えたトレーニング理論で、無意識な体の反射で生まれる、自然でしなやかな動作を利用。初動にだけ負荷がかかるトレーニングでは柔らかい筋肉をつくることを重視。また、ストレッチなどで肩や股関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めることを目指す。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「新庄剛志」特集記事

2021年11月22日のニュース