ドジャース大勝 テイラーが3発で6打点 「崖っ縁試合」計9打点は新記録 ポロックも2発

[ 2021年10月22日 12:38 ]

ナ・リーグ 優勝決定シリーズ第5戦   ドジャース11―2ブレーブス ( 2021年10月21日    ロサンゼルス )

5回にこの日2本目の2ランを放ったテイラーを迎え入れるドジャースのプホルス(AP)
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 1勝3敗と崖っ縁に立たされていたドジャース(西地区2位=88勝72敗)が、3本塁打を放って6打点を挙げたクリス・テイラー(31)の活躍でブレーブス(東地区1位=88勝72敗)を11―2で下して2勝3敗。ワールドシリーズ連覇に望みをつなぎ、勝負はアトランタ(ジョージア州)で行われる23日の第6戦以降に持ち越された。

 ドジャースは本来リリーフながら先発のマウンドに立ったジム・ケリー(33)が初回、ブレーブスのフレディー・フリーマン(33)に2ランを喫し、しかも右の太腿を痛めて降板。5万人が詰めかけたドジャー・スタジアムは重苦しい雰囲気となった。

 しかし2回、五番のAJ・ポロック(33)が今季14勝を挙げている左腕のマックス・フリード(27)からソロ本塁打を放って同点にすると、六番のアルバート・プホルス(41)が左前打で続き、七番のクリス・テイラー(31)が今ポストシーズン2本目となる本塁打を放って勝ち越した。

 3回にもポロック、プホルス、テイラーの3連打で1点。テイラーは5回1死一塁でフリードのあとを受けてマウンドに立ったクリス・マーティン(35)からも右中間に2ラン、さらに7回に3番手のディラン・リー(27)から左中間に運んでこの試合で3本目の本塁打を記録した。

 ドジャースにとって「負けたら終わり」となるエリミネーション・ゲーム(Elimination・Game)は、カージナルスとの一発勝負となったワイルドカードゲームと、ジャイアンツとの地区シリーズを含めて今ポストシーズン4試合目。テイラーはカージナルス戦でサヨナラ2ランを放ち、1勝2敗で迎えた地区シリーズの第4戦でも1打点を稼いでいたが、同一シーズンのエリミネーション・ゲームでの合計打点(9)は史上最多となった。

 ポロックも8回にこの日2本目の本塁打(3ラン)を放って4打点。ドジャース打線はブレーブスの4投手に対してポストシーズンのチーム最多記録となる17安打を浴びせて快勝した。5本塁打はチーム・タイ記録。さらにエリミネーション・ゲームは昨季から通算で7連勝となった。
 
 両者は昨年のリーグ優勝決定シリーズでも対決。このときはドジャースが地元ロサンゼルスでの第1戦と第2戦を落としながら、1勝3敗で迎えた第5戦から3連勝を飾って(●●〇●〇〇〇)ワールドシリーズに進出している。

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