ヤクルトV目前の重圧か 塩見が後逸で一掃3点許した 猛チャージ裏目に

[ 2021年10月22日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―11広島 ( 2021年10月21日    神宮 )

<ヤ・広>敗れガックリのヤクルト(左から)塩見、村上、高津監督(撮影・西尾 大助)
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 まさかのプレーが起こってしまう。これが優勝目前の重圧なのか…。ヤクルトの中堅手・塩見のグラブの下を抜けたゴロの打球は、そのまま勢いを失うことなく外野を転々。ファンの悲鳴が神宮の杜に響き渡った。

 「エラーも四球もあったイニングで、ミスがあるとああいう失点につながってしまう」

 高津監督が指摘したのは6―3の7回だ。2点を追う4回に一挙5得点で逆転し、流れは間違いなくあった。だが田口が安打と四球で無死一、二塁。ここで宇草に中前打されると二塁走者の本塁生還を阻止するために猛チャージしてきた塩見が、打球を後逸してしまった。2人の走者だけでなく宇草まで生還して同点に。暗転した。

 3点差で二塁走者はベテラン捕手の会沢。そこまでチャージする必要はなかった。結局、この回7失点で逆転負け。高津監督は「ひっくり返したまではよかったけど、逃げ切るのは難しい。あの回(7回)1つアウトが取れていたら」と悔しそうに振り返ったが「泣いても笑っても先は見えている。全力で戦うだけ」と切り替えた。

 引き分けを挟んで10月初の連敗を喫し、阪神が勝ってマジックは3のまま。重圧がVロードに影を落とす。それでも高津監督は最後に言った。「ミスを恐れてグラウンドに立つなんて、絶対にしてほしくない。全力でプレーしてくれたらいい」。全員が15年以来、6年ぶりの頂点だけを見据えている。泣いても、笑っても、残り5試合。重圧をはね返せばゴールはすぐそこだ。(秋村 誠人)

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