阪神・近本が止まらない 6戦連続マルチHで打率.311に上昇 「積極的に自分のスイング心がけたい」

[ 2021年9月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー1中日 ( 2021年9月1日    甲子園 )

<神・中(16)>6回、右前打を放つ近本(撮影・成瀬 徹)
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 勝ったとはいえ、6安打2得点。苦しむ阪神の攻撃陣の中にあって、近本だけは健在だ。8月26日のDeNA戦から6試合連続のマルチ安打は自己最長タイ。特に6回の一打は、逆転劇の口火を切る価値ある「H」だった。

 「自分のスイングはできているのかなと思います。ここからも、積極的に自分のスイングを心がけてやっていきたい」

 1点劣勢で迎えた第3打席だ。好投を続ける松葉が投じた初球のツーシーム。真ん中に入ってきた失投を見逃さずに右前へとはじき返した。1死二塁。走者としてマルテの同点打で本塁に還った。リーグトップを快走する69得点目だ。

 「塁に出てホームに還ってくることが自分の仕事だと思っているので、そのためにも1本でも多くヒットを打てるように頑張りたいと思います」

 リーグトップの127安打、69得点に加えて、盗塁数もリーグ2位に付ける20盗塁。打率も今季最高を更新する.311へと右肩上がりだ。勝負の9月、走攻守でチームをけん引する切り込み隊長の存在は、頼もしいかぎりだ。(山本 浩之)

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2021年9月2日のニュース