レンジャーズ有原「体は問題ない」復帰登板で好投 「1イニングでも多く投げて勝利に貢献を」

[ 2021年9月2日 08:38 ]

復帰登板を終えオンライン会見に臨んだ有原

 レンジャーズの有原航平投手(29)が9月1日(日本時間2日)、アーリントンでのロッキーズ戦で5月8日以来、今季8度目の先発登板。右肩動脈瘤の手術からの復帰戦で、試合前ウッドワード監督は「2度のリハビリ登板は2イニングだった。今日は40球から50球、願わくば3イニングくらい投げてくれれば」と話したが、コントロールが抜群で変化球の切れも良く、3回をわずか37球で終え、4回1死まで、10打者連続凡退の素晴らしい内容だった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――今の気持ちは。
 「無事に投げれてすごく嬉しいです」

 ――体調やピッチングの調子は。
 「体は問題なくて、球の切れも良かったかなと思うんですけど、もう少しスピードが出てくればもっといい」

 ――2回の味方の攻撃が長かったが、調子を崩す不安はなかったのか。
 「不安はなかった。裏に行って少しシャドーピッチングをしただけ。気持ちはずっと入っていたから気にならなかった」

 ――9月のうちに成し遂げたいことは。
 「1イニングでも多く投げてチームの勝利に貢献したい。それだけです」

 ――今季の間に1試合90球、100球を投げておきたいか。「投げたいですけど、状態次第。投げさせたいなと思ってもらえるようなピッチングがしたい」

 ――試合前のイメージに近い投球ができたか。あるいはそれ以上か。
 「コントロールや変化球の精度は自分の思っているよりしっかり投げられた」

 ――リハビリ中は早く戻りたいということだったが、その気持ちはうまくコントロールできたか。
 「そうですね。早く戻りたい気持ちはありましたけど、マウンド上ではいつも通り、自分のできることだけを考えてやれています」

 ――コントロールが良かったが、指先の感触は。
 「良かった時と同じ感覚で、全く気にならない、普通の状態に戻った」

 ――体の反応は。
 「思ったよりは疲れたなと。次に向けてしっかり回復していきたい」

 ――試合前と降板後の気持ちは。
 「試合前はやっと戻ってきたなという気持ちと、ちょっと緊張があった。降板時は良く帰ってきてくれたなと声をかけてもらい、本当に嬉しかった」

 ――球速は抑え気味だったのか。
 「丁寧に投げようという気持ちがかなり強かった。もうちょっと自分の中で上げていけるなとも思っています。次の登板までにしっかり調整したい」

 ――降板時、お客さんが沸いていた。
 「拍手を頂けるのは本当に嬉しい。ありがたいなと思いました」

 ――今日は元に戻ったとのことだが、手術前の指先の感覚はどんなものだったのか。
 「悪い日はちょっと痺れているような。全体的に手のひらから指が腫れぼったい感じがあった。ちょっと感触が違うなというのがずっとあった」

 ――今日はその感覚はどうだったのか。「何も気にすることなく投げられている。手術させてもらって本当に良かった」

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