2軍タイ記録の15連勝に「素晴らしいね」 8回零封の西純に「気合入っとった」 阪神・平田2軍監督語録

[ 2021年9月2日 05:00 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-0広島 ( 2021年9月1日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 阪神・広島> 8回無失点の好投で勝利に貢献した阪神・西純矢(右)の背番号と同じ“15”連勝に笑顔の平田勝男監督=鳴尾浜(撮影・後藤 大輝)
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 ▼接戦を制して15連勝 素晴らしいね。緊張感のある素晴らしいゲーム。すごく最後まで引き締まったいいゲームだったと思うね。

 ▼西純がプロ最長の8回を無失点と好投 いやいや、今日は初回からね、150キロ連発して。気合入っとったよ。ファームとはいえ、連勝中に今日はどういう立ち上がり見せるかなというところだったんだけど。8回は志願だよ。安藤コーチに志願してもう1回いくという意欲。今日の投げっぷり。今日の四球なんて何ともない。そういうところが見ていて、なんちゅうかな。今日は西に任せようという思わせる。見事じゃないね。『お』がつく。お見事だ。

 ▼志願で8回投げたのも成長を感じるか 成長というか、勝ちたいという欲が出てきてんね。この間もソフトバンク戦で5回2/3かな。最後同点までいかせといって、川瀬にポンとレフト前打たれて。2ー2で代わった悔しさ。こういうところが勝負根性がちょっとずつ。やっぱり勝負根性つかなあかん。前回、同点で終わったという悔しさがあったんじゃない。

 ▼改めて15連勝について これは結果なんだけどね。選手たちのゲームに対する姿勢、これはやっぱり何と言うかなあ。僕らの方が教えてもらえるよね。自然とベンチでも声出しているし。声が出るし、チャンスで凡退したらカバーしてやれとかさ。そういう言葉が出たりして、(カウント)3―2から江越が三振しても遠藤が盗塁でカバーするとかさ。そういうところが本当のチームプレーだと思うんで。そういう意識というのは出てきているわね。

 ▼勝つことによる好影響 いやいやファームなんでね。この9、10月、いつも言うように、いつ呼ばれる準備しておくかというところなんで。そこがやっぱり一番の目指すところなんで。その結果が連勝というところを含めて集中力といい、意欲といい、そういうものがあるわね。

 ▼9回に浜地をマウンドに送ったのは 安ちゃん(安藤2軍投手コーチ)が選んでいるから。ずっと抑えやっているからじゃないの。ずっと7月から自責点0のはずやで。上じゃ打たれて帰って来たけど、まだ浜地チャンスがあるんで。安藤コーチが全てピッチャーはやっているんで。『浜地でいきます』と言われたら『はい、分かりました』と。俺はイエスマン平田だよ。

 ▼投球も落ち着いていた 全然、そんなもんドシッとしたもんだよ。ドキドキしてんの君ら? それが伝わるんだよ。我々は浜地大丈夫というね。やっぱり(最後)ショートゴロになる。不安なことを言うと、不安が当たる。悪いことが当たるのよ。

 ▼選手は落ち着いている 選手たちはもう全然。ドシッとしたもんだよ。

 ▼選手間でも連勝の雰囲気は 声出して、今日はキャプテンの小幡が上に行ったから、副キャプテンの栄枝が声出しして、『昨日は打って勝ったけど、今日はまた引き締まって15連勝に向けて』とね。そんなもんプレッシャーかけてやらなきゃ駄目なんだよ。あの負けたのも良かったんや。あの2つの負け、独立リーグと大学に負けて、ピリッとまたね。負けてピリッとすることが、負けることも勉強や。我々の指導力不足よ。

 ▼2軍の連勝記録に並んだ。明日勝てば99年巨人を超える 目指すねえ、目指すよ。当然、ここまで来たら明日は中田が先発するけど、いつも投げていないリリーフ陣が投げる予定なんで。雨だけ降るなよという。そりゃそうだよ、こういうところで中継ぎ陣も。いい打線だもん。カープ。こんないい練習はないですよ。

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2021年9月2日のニュース