ダル 自己ワースト更新7連敗 次回登板は大谷との対戦も「そこを考えているような選手では今はない」

[ 2021年9月2日 10:14 ]

3回途中で降板したパドレス・のダルビッシュ有(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が9月1日(日本時間2日)、フェニックスでのダイヤモンドバックス戦で今季25度目の先発登板。6月21日のドジャース戦で7勝目をあげて以来、自己ワーストの6連敗中だったが、この日も3回途中8安打6失点(自責5)であえなく降板。試合は3―8で敗れ、今季のダルビッシュの成績は7勝9敗、防御率4・05となった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――今日は難しいピッチングになりそうという予感はあったのか。
 「ブルペンではよかったので、心配はしていなかった」

 ――3回に何があったのか。
 「体は問題なくて、ツーシームが思うように曲がらなかったり、スライダーが甘く入ったり、ずっと同じことをやってしまっています」

 ――前半の好調から、けがを境に苦しんでいる。けがはどう影響したか。
 「多少フォームを変えなければならなくなり、自分では同じ感じで投げているんですけど、痛くないように大きく変えたので、うまくいっていない」

 ――9月、最後までしっかり投げ切るためにどうするか。「なんとかしないとというのは自分でもわかっているんですけど、他の先発投手はすごく頑張っているので、自分も同じように投げられるように努力を続けるしかない」

 ――打開策は。
 「明日は休みですけど、練習する。なかなか出口が見つからない。自分が良いと思っても、打者にとってはそうではないことがいっぱいある。そこを埋めるべく練習するしかない」

 ――次の登板はエンゼルス戦で大谷との対決もある。
 「そこのことを考えているような選手では今はない。大谷君がどうではなく、チームに勝つチャンスを、勝ちに導けるピッチングをすることを考えている」

 ――なんとかなりそうか。「良かったり悪かったりはもちろんあるが、股関節を一回痛めてから、良いと思っても次の日にはその感覚がなくなっている状態が続いている。いい状態を続けられないのが今の課題。今日は投げ終わった後に、2つのiPadを使ってシーズンのはじめと今を見比べて、違いは結構あった、それを明日どうなるか試してみたい」

 ――今日は2ストライクからのヒットが多かった。運が悪かったのでは。
 「自分の良くない時は、弱い打球が間を抜けたり、打ち取った打球がヒットになったり、そういうことが重なる。でもそれにはたぶん理由がある。ただの運ではない。リリースポイントが打者から見えやすかったり、きゅっと曲がる位置が早かったりとか、そこを探さないといけない」

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2021年9月2日のニュース