原監督「あの回、勝負イニングと」岡本和に代走、中田に代打を出した7回は無得点もドロー持ち込む

[ 2021年9月2日 21:56 ]

セ・リーグ   巨人2―2ヤクルト ( 2021年9月2日    京セラD )

<巨・ヤ17>スタンドのファンに手を振る原監督ら首脳陣(撮影・森沢裕)
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 巨人はヤクルトと2―2で引き分けに終わった。

 初回にノーヒットで先制を許した先発右腕・山口が2回以降立ち直り、7回2安打1失点と好投。だが、打線が相手先発左腕・石川に6回3安打と封じられ、得点は2回に主砲・岡本和が左翼5階席に放った特大の33号同点ソロのみと1―1のまま試合が進行した。

 すると、9回に3番手として登板した守護神のビエイラが先頭・オスナに左翼線二塁打され、1死三塁から代打・川端に中前適時打を許して1―2。ビエイラは外国人新記録の32試合連続無失点でストップした。だが、その裏、打線は相手守護神・マクガフから先頭・吉川が中前打。増田大がバントで送った1死二塁から若林が中越え適時二塁打を放って追いつき、なおも続いた1死一、二塁のサヨナラ機では代打・重信が空振り三振、代打・中島も二ゴロに終わってドロー決着となったが、貴重な引き分けとなった。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は9回に粘りを見せた打線について「いい引き分けだよね、いつも」と話し、勝負強い打撃が続いている若林については「ね。その前の打席も良かったしね」と7回無死一塁で中田の代打に出た若林のいい当たりの左飛にも触れた。1―1で迎えた7回、先頭・岡本和が左前打で出塁すると、すかさず増田大を代走に送った原監督。「あの回、勝負イニングというふうには思ったんですけどね。まあ、しかし、勝負にいったわけだからね」とし、中田に代打・若林を出したことについて最初はピンチバンターということだったのか?という問いには「いやいや、あのーラン…まあいいや、そこは別に種明かしする必要はないでしょうな」とかわした。

 山口については「まあ、よく立ち直ったと思いますよ」とした原監督は3年ぶりに自己最多に並ぶ33号を放った岡本和については「そうですか、それは良かった。まあ、やっぱりもうちょっと(打線が)点を取らないとね。全体(的)に。2点はよく抑えたと思うよ、ピッチャーがね。まあ、でも、また明日からつながるゲームにします」とし、ビエイラについては「いやいやもう(記録には)価値あるし、また積み重ねていってくれればいいと思います」と話していた。

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