東海大相模4強 胃腸炎の主将不在も…打線目覚めた2桁猛攻 門馬監督次男が2ラン

[ 2021年3月29日 13:33 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第2試合 準々決勝   東海大相模8-0福岡大大濠 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<福岡大大濠・東海大相模> 2回(東)1死二塁、左越え2ランの門馬(左)を迎える門馬監督(撮影・大森 寛明)
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 第93回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第2試合では、東海大相模が8-0で福岡大大濠を下し、3年ぶりの4強に進出した。

 主将の大塚瑠晏が急性胃腸炎のためベンチを外れた。初回から3番・小島大河、5番・百瀬和真の連続適時打で2点を先制。2回には門馬敬治監督の次男で、大塚に代わってゲームキャプテンを務めた門馬功が左越え2ランを放つなど一挙4点で突き放した。

 投げてはエース石田隼都が3安打14奪三振で完封した。

 初戦の東海大甲府戦は3点、2回戦の鳥取城北戦は1点と打線が苦しんだが、ついに目覚めた。試合後、門馬敬治監督は「ここ2試合、結果が出ていませんでしたので。積極的に選手たちがボールをとらえてくれる、バットを振りにいった姿勢が結果につながったと感じている」と振り返った。福岡大大濠の先発、馬場拓海に対しては「高めに来るボールが非常に良い。前の試合も短いイニングだったが空振りをとられていた。目線を下げて、センター中心に打ち返すことを徹底してくれた」。目覚めた打線に「初戦から言い続けてきたことが3戦目にしてやっと一つの成果を出せた」と話した。

 欠場した大塚に代わって起用した深谷については「急きょ使いましたが、うちは控え選手はいないということで。すべてがレギュラー、すべてが戦力。良く踏ん張った」」と称えた。

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