開幕3連勝の陰の立役者 阪神・糸原 絶好調の3安打「チームに貢献できたことは良かった」

[ 2021年3月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8ー2ヤクルト ( 2021年3月28日    神宮 )

<ヤ・神(3)> 8回無死、右前打を放ち代走を送られた糸原は、ベンチに戻りアロハポーズを決める(撮影・大森 寛明)
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 絶好調の男が開幕3連勝に大きく貢献した。阪神・糸原が今季初の3安打猛打賞で打線を活気づけた。

 「状態も良いので、チームにしっかり貢献できたことは良かったなと思う。今日もいい仕事ができて良かった」

 初対戦だった奥川に対して先制攻撃の口火を切った。初回1死から中前打。2死一、二塁からサンズの左中間二塁打で先制の本塁を踏んだ。2点優勢の5回2死一塁では奥川の144キロ直球を捉え、右中間を破る適時二塁打で突き放した。

 勢いは止まらない。8回先頭では右前打で出塁。代走で中野が送られてベンチへ退いた後、攻撃がつながり、結果的に4連打となって一挙4得点で勝利を決定づけた。

 13試合で打率・200、1打点だったオープン戦から一転、開幕3連戦はすべて快音を響かせて計6安打。本番にしっかり合わせてきたのは、さすがだ。

 「出塁することが自分の仕事なので。そこを意識しつつ、やっぱりチャンスになったら(走者を)還す気持ちで打っているので」

 中軸3人がそろって順調な滑り出し。3試合で計1安打の1番・近本にエンジンがかかるまでは2番・糸原が引っ張ってくれそうだ。 (須田 麻祐子)

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2021年3月29日のニュース