楽天・早川プロ1勝を恩師が祝福 早大・小宮山監督“3球で追い込む”鉄則守り続けて

[ 2021年3月29日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天5ー0日本ハム ( 2021年3月28日    楽天生命 )

早大・小宮山監督
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 楽天・早川隆久投手(22)のプロ初勝利に、早大・小宮山悟監督(55)が祝福の言葉を寄せた。自身もドラフト1位でロッテ入り。通算117勝を挙げ、大リーグも経験したプロ野球界の大先輩でもある恩師は、さらなる活躍を期待した。

 結果が全ての世界で、素晴らしい投球。雨とか初登板とか、いろいろなことを差し引いたら、良かったということでしょう。
 本来なら13時から東北福祉大さんとのオープン戦だったが、天候の心配もあり大塚監督(光二、元西武)からの申し出で、10時30分開始になった。おかげで降板前の6回満塁のあたりから見ることができた。大塚監督の「少しでも早川を見られるように」という気遣いなんでしょう。感謝しています。

 雨も降る悪条件だったが、彼はおとなしい投げ方で150キロを出せる投手。下が少々、ぬかるんでいても対応できる投げ方をしている。そういうところを発揮できていた。ずっと言ってきた「3球で追い込む」のも忠実にやっていたようだ(打者25人中14人を3球で追い込んだ)。その鉄則さえ守って1年投げ続けられれば、結果は出るはず。ただ、そんなにプロは甘くはない。こんな投球は続けられるわけがない。投げていくうちにプロの怖さをジワジワと感じていくでしょう。それでも、楽天はいい選手がそろっているし、援護は受けられるはず。期待しています。

 担当の沖原(佳典)スカウトには「いい形でのスタート。ホッとしているでしょう」とメッセージを送りました。少ししてから「おかげさまで勝ちました」と返信がありました。本人からは最近は全然、連絡はないね。困ったら連絡があるでしょう。まあ、卒業生は相手にしていないけれどね(笑い)。(早大野球部監督)

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