ベスト4で唯一優勝経験のない明豊 「超苦手」愛知県勢撃破して、大分に紫紺の大旗を

[ 2021年3月29日 20:19 ]

智弁学園戦で先発した京本は、準決勝・中京大中京戦でも好投できるか(撮影・北條 貴史)
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 第93回選抜高校野球大会は29日に準々決勝4試合があり、ベスト4が出揃った。甲子園通算勝利で全国1位の中京大中京(愛知)は春4回、夏7回の優勝を誇る超名門。天理(奈良)が春1回、夏2回、東海大相模(神奈川)が春2回、夏2回と全国の頂点に立つ中、2年ぶりの準決勝進出を果たした明豊(大分)は、まだ決勝戦も経験していない。

 準決勝の相手は、超高校級右腕の畔柳を擁する中京大中京だ。実は大分県勢にとって、愛知県勢からの1勝は「悲願」といってもいい。過去に春夏8度甲子園で顔を合わせ未勝利。もう1試合の天理―東海大相模戦も神奈川県勢が11勝1敗と圧倒しており、準決勝は、いずれも「相性」との戦いともいえる。

 大分県勢の選抜Vは、1967年の津久見が唯一。「新興勢力」から真の強豪へ、明豊が残り2試合、トライする。

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2021年3月29日のニュース